
ポンペイ、観光客急増で1日当たりの訪問者数を制限
ポンペイ、観光客急増で1日の訪問者数を制限へ 有名なポンペイ遺跡は、2023年11月15日より1日あたりの訪問者数を20,000人に制限する予定です。この決定は、入場料が無料となった10月の第1日曜日に記録的な36,000人の訪問者が訪れるなど、観光客数が大幅に増加したことを受けてのものです。遺跡の管理者は、これまで以上に多くの訪問者を引き付け続けるこの古代の宝物の保護と安全を確保することを目指しています。 ポンペイにとって記録的な年 2023年には、約400万人がポンペイ遺跡を探索し、前年比33%増を記録しました。この関心の高まりは、パンデミック前の訪問者数を上回っており、特に注目に値します。 ポンペイの人気は 10 月の統計にも反映されており、480,000 人以上の訪問者が記録され、1 日あたり平均で約 15,500 人となっています。今年これまでのところ、5 月がピーク月で、約 517,000 人の訪問者があり、1 日あたり平均で約 16,700 人となっています。 入場者数の新たな上限にもかかわらず、公園当局は観光客が入場を拒否されるのはまれな場合だけだと考えている。代表者は、上限を超えたのは主に月内の無料入場日か有料入場日の数日間だと指摘した。 ポンペイの保全活動 公園のディレクター、ガブリエル・ズクトリーゲル氏は、保全と安全の両方の観点から、訪問者数を管理することの重要性を強調した。西暦79年のベスビオ山の壊滅的な噴火により、ポンペイは1000年以上もの間灰の下に埋もれ、このローマ都市の大部分が保存された。しかし、遺跡の約3分の1は未発掘のままであり、古代ローマの生活を研究する考古学者にとって引き続き注目の的となっている。 最近の発見により、ドラマチックな黒い壁と百万枚以上のタイルで作られた複雑なモザイクの床で飾られた宴会場で、ギリシャ神話を描いた見事なフレスコ画が明らかになった。 この歴史的建造物への観光客は増加し続けており、入場料は18ユーロ(14.